石川県警察の国際協力
1.石川県警察官の海外派遣
JICA専門家として、これまでにインドネシア、フィリピン、ブラジル、ラオス、モンゴル、マレーシアなどの警察へ警察官を派遣しており、アジア・南米各国の治安向上に貢献しています。
1JICAインドネシア国家警察改革支援プログラム
1 総合現場鑑識活動
- 派遣期間:平成19年10月21日 ~ 平成20年1月17日(3ヶ月)
- 総合現場鑑識専門家として荒木警部補を短期派遣
2 通信指令活動
- 派遣期間:平成18年2月1日 ~ 平成19年8月20日(1年7ヶ月)
- 通信指令専門家として谷口警部を長期派遣
2JICAフィリピン薬物法執行能力向上プロジェクト
- 派遣期間:平成18年11月21日 ~ 12月7日(17ヶ月)
- 薬物分析専門家として中嶋警部を短期派遣
3JICAブラジル地域警察活動プロジェクト
- 派遣期間:平成17年1月6日 ~ 平成18年7月5日(1年6ヶ月)
- 地域警察専門家として徳田警部を長期派遣
4JICAマレーシア国家警察技術協力プロジェクト
- 派遣期間:平成21年2月23日 ~ 平成23年2月22日(2年)
- 鑑識技術専門家として荒木警部補を長期派遣
2.外国警察官の研修受入れ
石川県警察では、様々な国の警察官を研修員として受け入れております。
(※カウンターパート研修)
(※カウンターパート研修)
1ブラジルサンパウロ州軍警察官来県
- 研修項目 : 地域警察(通信指令、交番勤務等)
- 1回目 ~ 期間 : 平成17年10月31日~11月4日(5日間)
研修員 : セガラ大佐以下11名 - 2回目 ~ 期間 : 平成18年8月28日~9月1日(5日間)
研修員 : サウガード大佐以下10名 - 研修先 : 警察本部通信指令室、金沢市内3警察署、警察学校、機動隊等
2インドネシア国家警察官来県
- 研修項目 : 地域警察(通信指令、交番勤務等)
- 期間 : 平成19年3月26日 ~ 29日 (4日間)
- 研修員 : アグス中佐、エコ少佐の2名
- 研修先 : 警察本部通信指令室、金沢中警察署、警察学校等
3上級警察幹部来県
- 研修項目 : 日本の警察制度、運営管理、教養制度
- 期間 : 平成21年9月9日 ~ 11日 (3日間)
- 研修員 : 7カ国(バングラディシュ、ボツワナ、インドネシア、イラク、パラグアイ、ベネズエラ、フィリピン)7名
- 研修先 : 警察本部通信指令室、機動隊、警察学校、金沢中警察署等
4マレーシア国家警察官来県
- 研修項目 : 鑑識技術
- 期間 : 平成21年11月25日 ~ 27日 (3日間)
- 研修員 : マレーシア国家警察 法科学研究所長以下6名
- 研修先 : 警察本部科学捜査研究所・鑑識課、金沢東警察署等
3.国際協力リンク
1.石川県警察官の海外派遣(詳細)
JICA専門家として、これまでにインドネシア、フィリピン、ブラジル、ラオス、モンゴル、マレーシアなどの警察へ警察官を派遣しており、アジア・南米各国の治安向上に貢献しています。
1JICAインドネシア国家警察改革支援プログラム
インドネシア警察が市民からの基本的信頼を得る事を目的に、「市民からの要請に迅速・誠実に応える」ことの出来る警察活動を支援するプロジェクトです。現在も日本の警察官が、モデルとなる警察署に常駐し、現地の警察官と共に日々汗を流しながら活動しています。
○ JICA専門家 短期派遣(総合現場鑑識)
平成19年10月21日から平成20年1月17日まで(約3ヶ月間)、インドネシア国家警察ブカシ県警察署にJICA専門家(総合現場鑑識)として、荒木警部補を派遣しました。
荒木警部補は、ブカシ県警察署において犯罪現場での実地指導(OJT)等を行いました。なかでも殺人事件の検挙につながる指紋の採取等効果的な指導をしたことにより、プロジェクトの活動がテレビ等で紹介され、現地で高く評価されました。「ポリシ・ジュパン」(日本の警察官)という言葉は、かなり現地で知られるようになってきています。
荒木警部補は、ブカシ県警察署において犯罪現場での実地指導(OJT)等を行いました。なかでも殺人事件の検挙につながる指紋の採取等効果的な指導をしたことにより、プロジェクトの活動がテレビ等で紹介され、現地で高く評価されました。「ポリシ・ジュパン」(日本の警察官)という言葉は、かなり現地で知られるようになってきています。
○ JICA専門家 長期派遣(通信指令)
平成18年2月1日から、平成19年8月20日まで(約1年7ヶ月間)、インドネシア国家警察メトロブカシ警察署にJICA専門家(通信指令)として、谷口警部を派遣しました。
谷口警部は、メトロブカシ警察署とブカシ県警察署の二つの警察署において、市民と一番近い存在である交番(BKPM)警察官の現場対応要領などを指導しました。特にインドネシアで初めて運用された「駐在所」では、石川県警察の「気~つけまっし」の暖かい心が活かされています。
谷口警部は、メトロブカシ警察署とブカシ県警察署の二つの警察署において、市民と一番近い存在である交番(BKPM)警察官の現場対応要領などを指導しました。特にインドネシアで初めて運用された「駐在所」では、石川県警察の「気~つけまっし」の暖かい心が活かされています。
2フィリピン薬物法執行能力向上プロジェクト
JICA専門家 短期派遣
平成18年11月21日~12月7日(17日間)、フィリピン薬物取締庁(PDEA)にJICA専門家として、中嶋警部を派遣しました。
フィリピン薬物取締庁(PDEA)において、幹部との薬物取締等に関するワークショップと学生(新任職員)に薬物捜査・取締等に関する指導を行いました。
アジア等の国の警察官に対し技術移転を行なうことは、巡りめぐって日本の治安にも影響する、大切な活動と考えています。
フィリピン薬物取締庁(PDEA)において、幹部との薬物取締等に関するワークショップと学生(新任職員)に薬物捜査・取締等に関する指導を行いました。
アジア等の国の警察官に対し技術移転を行なうことは、巡りめぐって日本の治安にも影響する、大切な活動と考えています。
3ブラジル地域警察活動プロジェクト
JICA専門家 長期派遣
平成17年1月6日~H18年7月5日(約1年6ヶ月)、ブラジル連邦共和国サンパウロ州軍警察にJICA専門家として、徳田警部を派遣しました。
同州内の既設交番の中からモデル交番を選定し、交番運用の向上に向けた施策を行いました。
ブラジルサンパウロでも石川県警察の交番・駐在所のノウハウが活かされています。
同州内の既設交番の中からモデル交番を選定し、交番運用の向上に向けた施策を行いました。
ブラジルサンパウロでも石川県警察の交番・駐在所のノウハウが活かされています。
4JICAマレーシア国家警察技術協力プロジェクト
JICA専門家 長期派遣
平成21年2月23日~平成23年2月22日(2年)、マレーシア国家警察にJICA専門家として荒木警部補を派遣しました。
現場保存の重要性等について意識改革に努め、現場鑑識活動及び科学捜査に関する技術支援を行いました。その活動内容は現地マスコミにも取り上げられており、日本の鑑識技術が認められ、定着しつつあります。
現場保存の重要性等について意識改革に努め、現場鑑識活動及び科学捜査に関する技術支援を行いました。その活動内容は現地マスコミにも取り上げられており、日本の鑑識技術が認められ、定着しつつあります。
2.外国警察官の研修受入れ(詳細)
石川県警察では、様々な国の警察官を研修員として受け入れております。
1ブラジルサンパウロ州軍警察
JICA専門家 長期派遣
これまでに平成17年、平成18年の2回(計21名)のブラジルサンパウロ州軍警察官の研修を受入れており、同警察と良好な関係を保っています。
研修員は、石川県警察通信指令室において、最新の通信指令システムの操作や現場に一刻も早く向かうパトカー、警察官の活動、交番・駐在所勤務の研修では、地域住民との一体となった警察活動を熱心に学んでいました。
また石川県警察学校では、学生(初任科生)との交流などを行いました。
研修員は、石川県警察通信指令室において、最新の通信指令システムの操作や現場に一刻も早く向かうパトカー、警察官の活動、交番・駐在所勤務の研修では、地域住民との一体となった警察活動を熱心に学んでいました。
また石川県警察学校では、学生(初任科生)との交流などを行いました。
2インドネシア国家警察(平成19年3月)
JICA専門家 長期派遣
メトロブカシ警察署副署長アグス中佐、ブカシ県警察署副署長エコ少佐の2名が石川県警察を訪れ、通信指令や交番・駐在所活動を学びました
金沢中警察署の交番や駐在所においては、巡回連絡や自主防犯ボランティア活動、夜間少年補導パトロールなどに同行し、石川県民の心暖かい心情に直接触れ、また心強い防犯ボランティアの方々の勇姿をまのあたりにして感銘を受けていました。
両名は、「是非、インドネシアで石川県警察から得たものを活かしたい」と述べていました。
この研修の成果として、帰国後にインドネシア初の駐在所の運用が開始されました。駐在所の事務所は、地元の民家の一角を借りての運用であり、駐在所は、地元の人が気軽に立ち寄ることの出来るコミュニティ・ルームのようになっています。
金沢中警察署の交番や駐在所においては、巡回連絡や自主防犯ボランティア活動、夜間少年補導パトロールなどに同行し、石川県民の心暖かい心情に直接触れ、また心強い防犯ボランティアの方々の勇姿をまのあたりにして感銘を受けていました。
両名は、「是非、インドネシアで石川県警察から得たものを活かしたい」と述べていました。
この研修の成果として、帰国後にインドネシア初の駐在所の運用が開始されました。駐在所の事務所は、地元の民家の一角を借りての運用であり、駐在所は、地元の人が気軽に立ち寄ることの出来るコミュニティ・ルームのようになっています。
37カ国の警察幹部(平成21年9月)
JICA専門家 長期派遣
バングラディシュ、ボツワナ、インドネシア、イラク、パラグアイ、ベネズエラ、フィリピンの7カ国の幹部警察官7名が石川県警察を訪れ、日本の警察制度、教養制度、地域警察活動等に関して学びました。
警察学校では、逮捕術訓練を視察し、実際に刺股を使用した訓練を体験したほか、金沢中警察署管内の交番・駐在所では、勤務状況やボランティアと連携した活動などについて視察しました。
警察本部では、通信指令室の視察のほか、公安委員会を表敬し、公安委員会制度の概要等の説明を受けました。
警察学校では、逮捕術訓練を視察し、実際に刺股を使用した訓練を体験したほか、金沢中警察署管内の交番・駐在所では、勤務状況やボランティアと連携した活動などについて視察しました。
警察本部では、通信指令室の視察のほか、公安委員会を表敬し、公安委員会制度の概要等の説明を受けました。
4マレーシア国家警察(平成21年11月)
JICA専門家 長期派遣
マレーシア国家警察法科学研究所長以6名の警察官が、日本における鑑識技術の研修を目的に石川県警察を訪れました。今回研修員全員が法科学研究所所属の警察官でもあり、警察本部科学捜査研究所や鑑識課での視察の際には日本の鑑識技術を熱心に視察していました。
また、交番も訪れ、地域警察官が鑑識活動を行う状況も視察しました。
また、交番も訪れ、地域警察官が鑑識活動を行う状況も視察しました。
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