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警察災害派遣隊
警察災害派遣隊とは
従来、警察では、阪神淡路大震災を契機に設置された広域緊急援助隊により、大規模災害発生直後の災害応急対策を想定した部隊編成・運用を行ってきました。
しかし、平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波や原子力災害等に対応するため、かつてないほど長期間にわたり大規模な部隊派遣を行いました。
この経験を踏まえ、大規模災害発生時において直ちに被災地に派遣する部隊を拡充するとともに、長期間にわたって警察活動に当たる部隊を新たに編成し、これらの部隊からなる「警察災害派遣隊」を全国警察に新設して、災害に幅広く対応できる体制を構築しました。
警察災害派遣隊の編成・任務
警察災害派遣隊は、大規模災害発生時に直ちに被災地に派遣する「即応部隊」と、発生から一定期間経過後に派遣され、長期間にわたって警察活動を行う「一般部隊」とで編成されています。
【即応部隊】
広域緊急援助隊警備部隊 [主な任務] |
広域緊急援助隊交通部隊 [主な任務] |
広域緊急援助隊刑事部隊 [主な任務] |
広域警察航空隊 [主な任務] |
緊急災害警備隊 [主な任務] |
【一般部隊】
特別警備部隊 | ○ 行方不明者の捜索 ○ 避難所、遺体安置所等の警戒警備 等 |
特別生活安全部隊 | ○ 避難所を訪問しての相談活動 ○ 行方不明者相談情報の収集整理 等 |
特別自動車警ら部隊 | ○ パトカーによる警戒警ら及び広報 等 |
特別機動捜査部隊 | ○ 車両による警戒警ら ○ 事件発生時における初動捜査 等 |
身元確認支援部隊 | ○ 行方不明者に関する情報の聴取 ○ 行方不明者に関する資料の収集 等 |
特別交通部隊 | ○ 信号機の滅灯に伴う交通整理 ○ その他の交通警察活動 |
石川県警察災害派遣隊の近年の活動状況
〇 令和3年
7月:令和3年静岡県熱海市における土石流発生(静岡県)
広域緊急援助隊警備部隊が被災家屋における安否確認や捜索活動に従事しました。
〇 平成30年
7月:平成30年7月豪雨(広島県)
広域緊急援助隊警備部隊が被災家屋における安否確認や捜索活動に従事しました。
〇 平成28年
4月:平成28年熊本地震
広域緊急援助隊警備部隊が被災家屋における安否確認や捜索活動に従事しました。