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ウイルス感染の恐れがある偽装メールについて
あなたにもウイルスメールが届くかも!!
実在する企業や人物の名前をかたった偽装メールは日々確認されています。
中にはウイルス感染の恐れがある偽装メールも存在します。
ウイルスメールについて、代表例を紹介します。
【Emotet(エモテット)】
エモテットは、主にメールの添付ファイルを感染経路としたマルウェア(コンピュータウイルス)です。
過去にやり取りしたメールへの返信を装ったメールを送信し、添付ファイルの開封を促します。
感染すると、登録されているメールアドレスにウイルスメールをばらまく場合や、登録されているメールアドレスやメールの内容が盗まれる場合など、様々です。
添付ファイルは、パスワード付きZipファイルで、中身はOfficeファイル(Word形式、Excel形式等)であり、マクロを有効化することで感染する場合が多いです。
このEmotetは、自動的にマクロが有効化されるフォルダに保存するよう指示されたり、Onenote形式のファイルが添付されていたり、大容量のZipファイルが添付されていたりと、あらゆる方法で検知されないよう攻撃を進化させています。
【ランサムウェア】
ランサムウェアとは、感染した端末のファイルを暗号化し、「元に戻してほしければ身代金(暗号資産など)を支払え」と要求してくる、身代金要求型のマルウェアです。
最近では、データの暗号化のみならず、データを盗み出し、「身代金を支払わなければデータを公開する」などと金銭を要求する二重恐喝(ダブルエクストーション)の手口が多く確認されています。
VPN機器等のぜい弱性を狙って攻撃されることも多いですが、メールの添付ファイルを開いてしまったり、メール本文中のURLにアクセスしてしまったりして感染する場合があります。
【被害に遭わないために】
◎ 身に覚えのないメールの添付ファイルは開かないようにしましょう。
◎ 身に覚えのあるメールに見えても、少しでも不自然な点があった場合は、添付ファイルを開かないようにしましょう。
◎ メール本文中のURLは使用せず、公式サイトや公式アプリからアクセスしましょう。
◎ OSやアプリケーション、セキュリティソフトは常に最新の状態にしましょう。
◎ 添付されたOfficeファイルの「マクロを有効化する」「コンテンツの有効化」のボタンを安易に押さない。
★被害に遭わないように十分な対策をお願いします★