トップページ > 安全な暮らし・防犯対策 > 災害対策 > 能登半島地震における災害警備
能登半島地震における災害警備
石川県警察では、平成19年3月25日に発生した能登半島地震に際し、同日午前9時45分、
警察本部に警察本部長を長とする「総合警備本部」を、また同日午前10時5分までに、県下全
警察署に警察署長を長とする「警察署災害警備本部」を設置し、災害警備活動に当たりました。
被害情報の収集
早期に被害情報を収集することは、被害の発生状況に応じた的確な災害警備活動を行ううえ
で最も重要な活動です。
情報の収集は、被災者からの110番通報等のほか、警察官による被災地の巡回、上空や地
上からテレビカメラ、携帯電話などを活用し撮影した、被災地の映像を警察本部等へ送信する
ことにより行いました。
機動隊員が徒歩で被災地を巡回し被害状況を確認 |
ヘリテレにより撮影された災害発生現場の映像を警察本部等へ送信 |
テレビカメラで撮影した被災地の映像を車を活用し警察本部等へ送信 |
救出・救助、要救助者の捜索及び避難誘導
被害情報に基づき、機動隊、広域緊急援助隊等により、倒壊した家屋や崖崩れ場所等から
被害者を救出・救助したり、救助を必要とする被害者を捜索する活動です。
県内の機動隊等をはじめ、福井・岐阜県警察からも広域緊急援助隊の応援を受けて、救出・
救助、要救助者の捜索を行ったほか、能登有料道路別所岳PAで孤立した被災者を無事避難
させました。
倒壊家屋での要救助者の捜索(広域緊急援助隊) |
犯罪抑止のためのパトロール
災害に乗じた窃盗等の未然防止及び被災者の安心・安全の確保を目的として行う活動です。
広域緊急援助隊等が避難地域を中心に24時間態勢でパトロールを行いました。
避難地域の夜間パトロール(広域緊急援助隊) |
交通規制、交通整理等
防災関係機関等による災害応急対策の円滑な実施を支援し、被災地及びその周辺道路での
交通混雑を緩和する目的で行う活動です。
交通機動隊等が被災地及び被災地周辺の道路における交通規制や交通整理、応急対策に
当たる防災関係機関の車両の先導を行いました。
被災地での交通規制 | 白バイによる応急復興車両の先導 |
被災者に対する支援
被災地の安全・安心の確保及び避難住民等の不安軽減を目的に行う活動です。
女性の特性を生かし、被災者ニーズに応じたきめ細やかな支援を行うため、女性警察官による
被災者支援隊を編成し、避難所及び被災地域で各種相談の受理や防犯活動を行いました。
避難所での被災者支援隊 |
政府要人の警護
安倍総理大臣のほか、関係閣僚などの県内入りに伴い、警護警備を実施しました。
安倍総理大臣の入県に伴う警護(輪島市鳳至町) |
安倍総理大臣の入県に伴う警護(輪島市門前町) |